犬のマイクロチップ登録情報を更新する確認手順

犬の健康や生活のメモを家族で共有するイラスト

犬のマイクロチップの登録情報は、飼い主が同じまま住所・連絡先が変わる場合と、譲渡などで所有者が変わる場合で手続きが異なります。登録証明書を用意し、変更する項目に合った手続きを環境省の公式登録サイトで選びましょう。

手続きの選び方、手数料、変更前後に残す記録をまとめました。実際の入力時は公式画面の最新案内を確認してください。

犬のマイクロチップ情報変更は「何が変わったか」で入口を分ける

環境省の犬や猫の飼い主の手続一覧では、飼い主向けの手続きが目的別に案内されています。住所や連絡先などが変わったときは「登録事項の確認・変更」、犬を購入したり譲り受けたりして所有者が変わるときは「所有者の変更登録」、登録証明書を紛失したときは「登録証明書の再交付」という分け方です。

家庭で確認した状況 公式サイトで確認する手続き 先に整理すること
住所や連絡先などが変わった 登録事項の確認・変更 現在の登録内容と変更後の情報
購入・譲受などで所有者が変わった 所有者の変更登録 登録証明書と譲渡元から受け取った情報
登録証明書を紛失した 登録証明書の再交付 犬と登録を特定するために手元にある情報
どの状況か判別できない 手続一覧・お問い合わせを確認 犬を迎えた経緯と分かる範囲の登録情報
犬の健康や生活のメモを家族で共有するイラスト
AI生成イラスト(記事内容のイメージ)。実在の施設・住宅の写真ではありません。

住所変更と所有者変更では手数料が違う

環境省の手数料案内では、飼い主が同じまま住所・連絡先などを変更する「登録事項の変更届」は無料です。所有者が変わる「変更登録」と混同しないようにしましょう。

マイクロチップの手数料(2026年9月14日確認)
手続き オンライン 用紙
登録・所有者の変更登録 400円 1,400円
登録証明書の再交付 300円 1,300円
登録事項の変更届 無料 無料

装着を依頼する動物病院の費用とは別の手数料です。支払いの前に、自分が選んだ手続きと公式画面の金額を確認してください。

また、環境省の制度と、AIPOなど民間の登録事業は異なります。古い証明書を持っている場合は、どの団体の登録かを先に確認してください。詳しくは環境省の登録制度Q&Aを参照できます。

家庭で確認する順序は6段階にする

  1. 変更点を書き出す:旧住所から新住所へ変わった、電話番号が変わったなど、更新したい項目を明確にします。
  2. 所有者が同じか確かめる:同じ飼い主の引っ越しなのか、購入・譲受による所有者変更なのかを分けます。
  3. 登録証明書を探す:紙、メール、家族が保管しているデータなど、受け取った記録を確認します。
  4. 犬と識別番号の対応を確かめる:証明書に記載された犬の情報を見て、別の犬の記録と取り違えていないか確認します。
  5. 公式の手続一覧から進む:環境省の登録サイトを開き、目的に合う入口を選びます。
  6. 操作後の記録を残す:手続日、変更した項目、確認結果、証明書の保管場所を家族で共有します。

犬と猫のマイクロチップ情報登録サイトには、入力した識別番号が本システムに登録済みかを確認する検索欄も案内されています。マイクロチップの識別番号は数字15桁です。ただし、登録の有無を確認する機能から、所有者の個人情報を知ることはできません。識別番号自体が分からない、または犬との対応に不安がある場合は、番号を推測せず、公式の問い合わせ案内や動物病院への相談に切り替えましょう。

変更前と変更後に記録する項目

所有者の変更登録が完了すると、新しい登録証明書が発行され、前の所有者の登録証明書は無効になります。受け取った新しい証明書を保管し、家族が古い証明書と取り違えないようにしましょう。電子データで発行された証明書は、データの保存や印刷でも保管できます。

登録情報には飼い主の個人情報が含まれます。家族で共有するときも、番号や連絡先を誰でも見られる場所へ掲示せず、保管場所と閲覧できる人を決めましょう。複数頭と暮らしている家庭では、犬ごとに一枚の更新メモを作ると取り違えを防ぎやすくなります。

記録する項目 確認する内容 記録する時点
犬を見分ける情報 名前など、家庭内で取り違えないための情報 手続き前
マイクロチップ識別番号 登録証明書などの記載を転記して再確認 手続き前
変更する項目 住所、連絡先など。旧情報と新情報を区別する 手続き前
選んだ手続き 登録事項の確認・変更、所有者の変更登録など 操作時
手続日と確認結果 操作した日と、公式画面で確認できた結果 手続き後
証明書・記録の保管場所 必要時に家族が探せる安全な場所 手続き後

古い住所や電話番号を記録に残すなら、「変更前」と明記し、現在の情報と混ざらないようにします。家族へデータを渡す場合も、公開範囲の広いSNSや、アクセス制限のない共有リンクは避けてください。

公式サイトで確認・変更するときの注意点

個人情報を入力する前に、公式サイトのドメインが「reg.mc.env.go.jp」であることを確認し、飼い主の手続一覧から進みます。メールや検索結果のリンクを使う場合も、URLと案内内容を確認してから操作しましょう。

途中で、証明書と画面の対象が合わない、誰が所有者として登録されているか整理できない、譲渡元から必要な情報を受け取っていない、と気づくことがあります。そのときは、推測した情報で入力欄を埋めず、操作を止めて公式サイトの問い合わせ案内を確認します。登録先や手続きの種類が不明な場合は、証明書の発行元と変更したい内容を伝えて確認しましょう。手続き時点の公式表示をその場で確認してください。

日本獣医師会のマイクロチップについての案内では、マイクロチップは動物の体内に装着する電子タグと説明されています。この記事で行うのは体内のタグを家庭で操作することではなく、識別番号に結び付く登録情報を公式手続きで更新することです。

引っ越し後は市区町村の犬の登録も確認する

環境省の手続一覧では、犬の飼い主には、マイクロチップ情報の登録とは別に、狂犬病予防法に基づく犬の登録が関係することも案内されています。犬の所在地が「狂犬病予防法の特例」に参加している市区町村の場合は、マイクロチップ情報の登録により必要な情報が市区町村へ送られ、犬の登録も申請されたとみなされます。一方、参加していない市区町村の場合は、別に市区町村窓口で手続きを行う必要があるとされています。

そのため、マイクロチップの住所変更だけで引っ越し後の手続きがすべて終わったとは限りません。新しい所在地の市区町村が特例に参加しているか、自治体側で何が必要かを公式サイトまたは担当窓口で確認しましょう。

東京都に住んでいる場合は、東京都保健医療局の犬、猫へのマイクロチップ装着に関する制度についても行政の確認先になります。東京都以外では、居住する自治体の公式案内を確認してください。自治体名、担当窓口、確認日、案内された内容を更新メモに加えると、家族も経緯を追いやすくなります。

手続きが分からないときの問い合わせ先

登録や変更の操作で困った場合は、環境省が案内する専用コールセンター(03-6384-5320、月〜土曜9〜18時、日曜・祝日・1月1〜3日を除く)へ相談できます。証明書の有無、変更したい項目、止まった画面を整理してから問い合わせましょう。

狂犬病予防注射や自治体のお知らせはがきに関する質問は、このコールセンターでは扱っていません。所在地の市区町村へ確認します。チップの読み取りや装着状態は動物病院へ相談してください。

情報確認日:2026年9月14日。制度・手数料の参照:環境省・犬と猫のマイクロチップ情報登録、同Q&A。

あわせて確認したい記事

自動翻訳