庭のフェンス下に隙間があるときは、空いている場所だけでなく、地面の状態、門扉の動き、犬が普段近づく場所を一緒に確認しましょう。隙間を板などで隠しただけで、犬が出られない庭になったとは判断できません。
この記事では、既存のフェンスを直したいときに、施工会社へ何を見てもらうかを整理します。敷地ごとの調査が必要なため、一律の隙間寸法や埋め込み深さは示しません。犬を隙間へ誘導して通れるか試すことも避けてください。
隙間がある場所を三つに分ける
同じ庭でも、固定されたフェンスの下、門扉の下、地面を掘った場所では、確認する点が異なります。まず犬を安全な室内などに移してから、どこに開口があるかを見てください。
| 場所 | 確認してもらうこと |
|---|---|
| フェンスとブロックの間 | フェンスの製品名、下側の開口、対応部材の有無 |
| 門扉と地面の間 | 閉じたときの隙間と、開閉する範囲の地面の高低差 |
| 土の上に立つフェンスの下 | 掘られた場所、地面の変化、基礎や排水との関係 |
表は相談のための分類です。複数の状態が重なっている場合は、一か所ずつ写真に番号を付けると説明しやすくなります。近くからの写真に加え、庭のどの位置か分かる全体写真も残しましょう。

既存製品に対応する部材があるか聞く
LIXILは「フェンスAB」の下桟すきまカバーや、一部の車庫前門扉に取り付けるペットガードを紹介しています。ただし、これは紹介された製品・タイプに関する情報です。自宅のフェンスにも付けられるとは限りません。
相談時には、製品ラベルや購入時の資料があれば用意します。分からない場合は、柱、パネル、門扉の全体と接続部分を撮影し、現地で型式と設置状態を確認してもらいましょう。部材の名前だけで注文せず、取り付けの可否と対象範囲を確かめます。
また、同社はペットガードタイプでも、小型犬や犬種によって対応できない場合があると明記しています。「ペット用」という表示だけを根拠に、すべての犬の通り抜けを防げると考えないことが大切です。
掘られた穴は、地面と基礎を含めて相談する
LIXILの案内には、フェンスの下を掘る犬への対策として、地中の基礎部分にブロックの壁を設ける方法を施工会社へ相談する例があります。庭の状況に応じて判断する工事の選択肢として受け止めましょう。
家庭では、穴の位置、気づいた日、雨の後の地面の変化など、分かる範囲の情報を残します。地下に何があるか分からないまま掘り広げたり、他の家の施工寸法をそのまま使ったりせず、既存基礎や配管、排水への影響も現地で確認してもらいます。
水たまりや土の流出も気になる場合は、隙間対策と併せて伝えてください。見えている開口だけを塞ぐ計画でよいか、庭全体の状態から相談できます。
下側を直した後も、出入口の運用を確認する
工事の相談では、どの部分を対策し、どの部分が対象外なのかを図面や見積りで確認します。門扉を開けるときの犬の居場所や、庭から駐車場へ出る経路も家族で共有してください。
工事後は施工会社と仕上がり、門扉の開閉、点検する箇所、異常時の連絡先を確認します。犬を使って脱走できるか試すのではなく、施工内容と製品の条件を照合する確認にしましょう。
日常の庭の点検は、下記の関連記事で整理しています。隙間の再発や部材の緩みなどが見つかった場合に、どこへ連絡するかも決めておくと対応しやすくなります。